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die Stadt von engels
E&M GALLERY NISIAZABU 2012
Berlin 2012
初めて訪れた街、そこに降り立った時すぐに感じた。
それは不思議な存在感だった。暫くその感覚を感じながら街を歩いていると、その目に見えぬ存在感が、いつの間にか私の中に感じられるようになっていた。
以前から感じていた感覚が研ぎすまされる、気温マイナス10度。
私はカメラを構え、思うままシャッターを切り続けた。
レンズを通すと、そこに人々の呟きが聞こえてくるようだった。
写真は人々の暮らしを見通す。街の営みを見通す。それぞれの生き様を見通す。永遠を見通すのだ。
その不思議な存在感との出会いは、感覚だけでシャッターを切ることが自分の本質だということも掴み直せる新しい"出逢い"だった。
ただ旅人である私は美しいものや人々の悲哀を客観的に見つめていけば良いのだ。
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